Jan 08, 2011
ウェルカムボードの看板をサポート
お店の入り口にせっかく大金をかけて立派な看板を設置しても、その後、お店に入る人にしかその看板を見て与えることはありません。今では、この看板は、誘致に貢献していないことです。そこで低コストで看板のサポートをしてくれるハイチ無にウェルカムボードがあります。このお店の前にインストールすると、ウェルカムボードは、看板のサポートをしてくれます。看板を頼りに運転することはあるだろう。最近では、ナビゲーションに依存しているので、そんなことはないという人もいると思うが、実際には看板だけで、なぜか運転ができている人もいるだろう。かなり、看板も自分の宛先が表示されることはないので、方向にある程度の知識がなくてはならないのではないかと思う。
授業中、黒板に向かい、チョークで文字を書いていると、かすかな揺れを感じた。「地震かな」と手を止めて、振り返ったところ、児童たちの姿が消えている。クラスのほぼ全員が机の下にもぐり、避難姿勢をとっていたのだ。
東日本大震災から2カ月が経過した5月、余震のたびに敏感に反応する児童たちのようすを、仙台市立七郷小学校の1年生主任、大場悦子教諭(55)は振り返る。
震災当日、同校周辺では仙台市内でも最高の震度7を記録した。津波が根こそぎさらった同市荒浜地区に近接し、校舎は4月17日まで被災者1千人以上の避難所となった。
「児童たちにとって、3・11は変化の始まりだった」と米倉清幸校長(60)は指摘する。家庭では電気、ガス、水道のライフラインが断絶され、学校には常に多くの住民が出入りする。メディアが連日訪れ、異様な雰囲気が続いた。4月に実施した保護者アンケートでは「夜眠れない」「暗闇を怖がる」「一人でトイレに行けない」「泣き出すことが増えた」などの回答があった。
もっとも、学校での児童たちは不思議なほど行儀がよかった。「本来なら教諭を悩ませるような子供らしいやんちゃもほとんどない。自分なりに抑えていることもあったのでしょう」。児童にまとわりつく緊張感が薄らいだのは、夏休み明けからだった。米倉校長は「日々の勉強や人との交流、イベントの中で、子供たちが心の整理を始めている」と実感している。
その一方で、こんな話もある。津波で甚大な被害を受けた宮城県沿岸部にある小学校の校長は「最近、事故に巻き込まれる子供が多くなっている」というのだ。1学期は1件も発生しなかった児童の交通事故が9月中旬を過ぎたころから立て続けに起きた。授業中、無気力な児童が増えてきたり、集中力を切らした児童が、他の児童にちょっかいを出したりと、子供たちが発する何げないサインが気になっている。
阪神大震災で被災した子供たちの心のケアなどに当たった本郷一夫東北大学大学院教授(発達心理学)は「大災害が子供に与える従来のストレスモデルにあてはまらないケースが出ている」と話す。
東日本大震災では、かつてないほど大きな余震が頻繁に、かつ長期間にわたって続き、津波警報も発令されている。被災状況もさまざまだし、その後の家庭環境や避難生活など取り巻く状況は時間の経過とともに多様化している。「子供たちの状況によって、心へ与える影響がより個別的になっている」というのだ。
■ストレス…遊びで表現
「先生、お母さんと似てる。同じにおいがする」。9月中旬、宮城県東部の保育所での昼下がり。担当する男児(6)の何げない一言に保育士の女性ははっとした。
この地域でも津波で多くの人が犠牲になり、男児の母親も波にさらわれていった。保育所が再開直後から通所し、以前と変わらぬようすで過ごしていたこの男児が、亡くなった母親のことを口にするのは初めてだった…。
何かの拍子で就学前の子供の心の傷が見える場面は多い。
「緊急地震速報、大津波警報などの言葉を口にし、“ごっこ遊び”をする時期が6月下旬ごろまで続いた。『津波だあ』と言って、ままごと用プラスチック製のコップや皿などを手で倒していく子もいた」(仙台市若林区にある幼稚園の女性教諭=27歳)
「ページをめくると虫の鳴き声が出る絵本を読んでいるとき、コオロギの声を緊急地震速報の音と勘違いし、女の子が泣いてしまった」(同区の別の幼稚園の女性教諭=30歳)
「絵本に出てきた食べ物を見て、これは何ベクレルかな、など専門用語を口にする子もいる」(福島県白河市にある幼稚園の女性教諭)
10月初め、県中部の沿岸部の小児科医院で、院長が受診に来た5歳の男児の経過に首をかしげた。男児は9月からじんましんを発症し、通院していたが、治りが良くない。3回目の受診時、院長は男児の生活背景に踏み込んだ。
男児は3月11日に母親とともに津波に襲われた。その夜は自宅2階の倉庫で過ごし、翌朝ボートで救出されている。避難所や親類宅を転々とし、仮設住宅に落ち着いた直後から、じんましんが出るようになったという。
「診察などによる所見と症状が一致しづらくなっている」。震災との因果関係が見えにくく、早期受診に結びつかない心の変調が増えていないか。院長の懸念は強まるばかりだ。
被災地で子供との交流を続ける「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」(SCJ)の津田知子さん(35)は、「子供には前向きに生きようとする強さがある。その表現の場を与えることが、心のケアにつながる」と話している。
震災直後、岩手・宮城両県の計19カ所の避難所に「こどもひろば」を設けた。ボール遊びやトランプなど、日常の遊びを通して避難所でのストレスや不安を和らげ、子供のケアに役立てるのが狙いだ。
開設直後、ジョイントマットを家型に組み立てたかと思うと、「地震が来たぞ!」と叫んで押しつぶしたり、船に乗っているようなしぐさで津波から逃げるまねをしたりする子供の無邪気なようすに心を痛めた。
ただ、「大人が愚痴を言い、思い出話をするようなもの。子供にとっては心の回復の場なんです」とも言う。大人が言語化し、発散するストレスを、子供は遊びの中で表現するのだ。
そんな中で、津田さんが目を見張ったのは、避難所の子供たちの主体性だった。ポスター貼りや周辺掃除、遊びの提案、イベントの司会役を担うなど、「ひろば」は急速に子供主導になっていった。津田さんは「自分で何かしたい、という子供なりの思いの強さを感じた」と話す。
震災後、大人たちが仕事を再開させるときに味わう喜びを、子供は遊びに見いだしていた。まちの復興にかける思いが前へ踏み出す足がかりになりうることは、大人も子供も同じなのかもしれない。(是永桂一、中村翔樹、渡辺陽子)
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